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グリーンラッシュ〜ヨーロッパ編〜

ヨーロッパ

大麻を使ったビジネスが急成長していることを指す言葉「グリーンラッシュ」。いま、医療用大麻の解禁から、国によっては娯楽用の大麻まで解禁され、世界中でグリーンラッシュが起きています。大麻の一成分であるCBDは日本でも違法性がなく、むしろその健康効果から注目が高まっています。

グリーンラッシュについて詳しくはこちら

今回は、前回のアメリカに続いてヨーロッパでの動きについて触れていきます!


実はヨーロッパでは、Cannabis Europa という大麻の国際会議も存在するほど注目を集めています。このカンファレンスはヨーロッパの大麻市場に焦点をあてており、2018年からは業界にとって年に一度のネットワークイベントとしても機能しているとのこと。


そんな大注目のヨーロッパCBDビジネスについてみてみましょう!

 

イギリス

 

イギリスではEU離脱以降、CBDに関する制度の設計が他のヨーロッパ諸国よりも早く進んでいます。イギリスの食品基準庁は、国内で合法的に販売される製品の明確なプロセスと規制の枠組みを定義し、既に6000の製品をホワイトリストへの登録が完了しているそうです。

イギリス本島ではいまだに産業として成熟しきっていないものの、英国海峡に浮かぶガーンジー島、ジャージー島、マン島の3つの島では、最近政府がライセンスを授与し、製薬会社以外の企業の栽培への参入が認められました。しかし、産業界、学術界、患者団体は、地元での栽培とTHC(=向精神作用がある大麻の成分)濃度をドイツレベルまで引き上げるため、さらに緩やかな規制を求め、積極的にロビー活動を展開しています。そして、この目標を推進するために、新たな連合が形成されています。

このようにイギリスでは、規制が少しずつ緩くなっているものの、より産業として成長させるために様々な活動が行われているんです。


では、実際イギリスでは生活の中にCBDがどれほど行き渡っているのでしょうか?

実はイギリスではロンドンでは街中のバーやカフェ、アイスクリームショップ、レストランなどで気軽にCBD入りのメニューを試すことができます。

バーではCBD入りのビールやカクテルがあったり、カフェではCBD入りのコーヒーやホットチョコレート、スムージーなどがあったりします。身近な場所でCBDを摂取できてCBDの効果が得られると話題です。また、1.5ポンド(約200円)の追加料金を支払うとオーダーしたメニューにCBDオイルを追加してくれるサービスを行っているカフェもありますし、CBDを注入したマシュマロをコーヒーと一緒に提供しているコーヒーショップもあるらしいんです。

さらには飲食店以外でも、CBDのリラックス効果を利用してCBDとヨガを組み合わせたCBDヨガやCBDマッサージを行っているところもあります。

ドイツ 

 

なんとドイツでは医療用どころか娯楽用を解禁しようとするくらい、動きが進んでいるんです。その合法化への期待は2022年5月、マルコ・ブシュマン法務大臣のツイートによってさらに高まりました。

法務大臣のツイート。「大麻の合法化がやってくる。Karl Lauterbach(連邦保健大臣)は2022年末までに法律の草案を提示したいと考えている。2023年春までに法律を施行することは現実的に可能であり、我々はもっと早く合法化の実現を試みている。通常、このような法律は6カ月から9カ月かかる。」

ドイツ政府にとって大麻ビジネスの解禁は、新たな税金をもたらし、禁酒コストを削減することで、合計約50億ユーロという非常に有利なビジネスとなる可能性があるとされています。また年間約400トンという推定需要は、世界第2位の市場規模になると言われています。

このため、Tillray、Aurora Cannabis、Curaleafなどの業界大手だけでなく、カナダやアメリカのベンチャーキャピタル(SnoopdogのVCであるCasaVerdeやNavy Capitalなど)も冒頭のCannabis Eurppaに参加しており、ドイツでの展開に関心を寄せている企業が多くみられました。



そのほかの国

上記の2つ以外にも大麻ビジネス拡大の有力な国がポルトガルです。ポルトガルはその気候や豊富な労働力、そして戦略的に有意な立地に規制緩和も相まって、大麻栽培のために多大な投資を受けているんです。そしてポルトガルはこれまでに、THC含有製品を含む大麻栽培と医薬品への加工に関するライセンスを8件発行しています。Cannabis Europaの主要スポンサーのひとつであるSomai Pharmaceuticalsは、ポルトガル・リスボン郊外に本社工場も開設しています。

ポルトガルの他にも、イタリアは医療用や一般用医薬品用の大麻栽培においてはすでにかなりのシェアを占めており、ギリシャやスペインも市場の大半を占めると予想されています。



EU全体

EUでは、2019年に行政執行機関である欧州委員会が大麻由来の医薬品を処方薬として初めて承認しました。

英医薬品メーカーの発表では、幼少時に発症する2つの難治性てんかんであるレノックス・ガストー症候群とドラベ症候群患者の発作を軽減する目的で、CBDを含む医薬品「エピディオレックス」を医師が処方できるようになりました。

またこうしたヨーロッパ全体の動きは、大麻先進国にアメリカのも影響を与え、米食品医薬品局(FDA)も、エピディオレックスを大麻由来の医薬品として初めて承認しています。

 

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