過去の記事で世界各国のグリーンラッシュについてまとめてきました。
最後は、日本におけるグリーンラッシュの現在と今後の展望についてまとめてみました!
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日本の現在地
日本においては、大麻は薬物及び向精神薬取締法によって厳しく規制されています。そのためグリーンラッシュは、医療用どころか娯楽用の大麻すら解禁が騒がれる世界各国に比べると、まだあまり進んでいません。
しかし、CBD(カンナビジオール)という大麻から抽出された成分は、THC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なり、規制の対象外とされています。さらにCBDは数々の研究から健康や美容への効果が期待されており、そのようなことからCBDを含む製品は数多く発売され、関連ビジネスが拡大してきています。
昨今の法改正に関する議論
近年、医療大麻の合法化に向けた議論が進んでいます。医療大麻とは、大麻から抽出される成分を医療目的で使用することを指します。現在、厚生労働省は医療大麻の使用について研究を進めており、将来的には医療用途での使用が認められる可能性があります。
例えば、2020年には、大麻の医療利用や研究の推進を目的とする、自民党の議員有志による「大麻解禁を考える会」が発足しました。また、2020年7月には、内閣府の有識者会議が開催され、医療大麻の適正な利用に関するガイドラインの策定が提言されました。
このような法改正が今後も進むことで、日本におけるグリーンラッシュが加速することが予想されています。
日本ではまだ大麻関連ビジネスが規制されており、グリーンラッシュはあまり進んでいませんが、CBDを含む製品が普及し始めたことによって、法改正やそれに伴う規制緩和の動きが加速しています。
もちろん課題は山積みではありますが、研究の進展と正しい知識の普及、そして法改正による社会的な保証がされることで、みなさんがより健康的で楽しい生活が送れるのだと思います。
進展に期待しつつ、正しく学んで、正しく日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?